江戸時代 『日本の礼儀と習慣のスケッチ』より、
1867年出版婚席に神々が臨在するという考えは中世の床飾りから見られ、
江戸中期の貞丈雑記に明文化された。
新郎の自宅に身内の者が集まり、
高砂の尉と姥の掛け軸を床の間に掛け、
鶴亀の置物を飾った島台を置き、
その前で盃事をして結婚式をする、いわゆる祝言が行われた。
家の床の間は神様が居る神聖な場所で、
掛け軸や島台も神さまの拠り所でもあり、
当時から結婚式は宗教と密接な関係があった。
旧暦の10月は「神無月」であったので、結婚式はこの月を避けて行われた。
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